213’s Photo Diary

写真や機材についてまとめる日記みたいなもの

近況報告や最近の新製品についてダラダラと(2021年7月20日)

こんにちは。213です。

前回よりかなりの期間があいてしまいました。

 

今回は近況報告です。

梅雨の時期でシャッター回数が減ったこともあり、ブログの更新頻度がガタ落ちしてしまいました。最近少しだけ写真を撮れたので、それも含めてダラダラとまとめます。また最近の機材もまとめたいので書きます。

 

1. レンズのオーバーホール

私が所有しているオートニッコールをオーバーホールしました。

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Nikon Z 6 + AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED

左は「NIKKOR-N・C Auto 24mm F2.8」、右は「NIKKOR-S Auto 55mm F1.2」。

最近までニコンは旧製品メンテナンスサービスを実施していたため、それを利用させていただきました。古い製品まで保守してくれるのは昔からのユーザーにとってはありがたいでしょうね。

肝心の保守内容は、工学系や外観の清掃と各機能の調整です。またニッコールあるあるのグリス固着の症状も改善してくれました。

グリス固着が悩みでしたが、改善されて快適に撮影できるようになりました。

 

2. オーバーホールしたレンズでスナップ

せっかくレンズをきれいにしたので軽く撮影。中古屋巡りもかねて銀座へ。

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Nikon Z 6 + Nikkor-S Auto 55mm F1.2

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Nikon Z 6 + Nikkor-S Auto 55mm F1.2

まずは55mmから。ちょっと絞るだけでよく写るレンズです。この2枚は「Z 6」の癖も強く出ているように感じました。

 

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Nikon Z 6 + Nikkor-S Auto 55mm F1.2

絞り開放で撮影。反射光の影響もあってか、フレアが大量に出現しました。

影を意識しての撮影でした。日差しは強かったのですが、フレアの影響で柔らかい写真になったと思われます。道路のボケの遷移は急激に変わることなく滑らかで好印象です。

以前このレンズのボケはそこまできれいじゃないと書いたことがありますが、それは半分間違いだと最近は感じます。切り分けると「ボケた」ところは騒がしめだが、「ボケていく」ところはなだらかで美しいです。ボケに対する評価というのは主観的になってしまいますが、少しでも切り分けて言語化したいところ。ここはもうちょっと研究してみようと思います。

というわけでこのレンズの記事を貼っておきます。

photo213.hatenablog.com

 

 

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Nikon Z 6 + NIKKOR-N・C Auto 24mm f/2.8

次に24mmで撮影。右上、水色のルイヴィトンが太陽光を反射して、路面を黄色く染めているシーンです。左上を見れば夕方出ないことがわかります。

このレンズもよく写るレンズです。どちらかといえば地味なレンズですが、最短撮影距離が短かったりと使いやすさを追及しているのでしょうか。

写真は以上です。これから天気も良くなるので、シャッター回数を増やしていきたいですね。

 

3. PRO400H購入

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生産完了した「PRO400H」を購入できました。

正直135フィルムは諦めていたのですが、偶然購入することができてよかったです。この写真を撮影後は速攻で冷凍庫に押し込みました。使い所は要検討ですね。

 

4. 新商品を語りたい

これはただ書きたいだけのコーナー。どれも買ってもいません。ゴリゴリに個人の見解なので、広い心で読んで頂ければ幸いです。

NIKKOR Z MC 50mm f/2.8

まずは標準域マイクロレンズ。私が所有している60mm f/2.8の後継にあたると思われます。いくつか気になる点をまとめます。

・色滲みがなくなった!

店頭での試写ですが、マクロ域での色滲み(色収差)が減ったように感じられます。色滲みは60mm f/2.8の泣き所だったので大きな改善だと感じました。特にフィルムスキャンなどで活躍できると思われます。

・デザインが変わった!

マイクロレンズから、レンズのデザインが少々変わりました。Zはデザインの評価がいまいちという声に応えたのでしょうか。

私はボディも含めて、今までのデザインが「好き」だったのでちょっと残念です。ライカSL系のようなシンプルさと日本製品感ある説明的な部分をうまく取り入れたデザインだと思っていたのですが、またごちゃごちゃ方向に進みはじめた感じがします。

・レンズフードが小さい?

あのねじ込み式レンズフードは意味があるのかというレビューを見かけることがありますが、アレは先代60mmを考慮してあのデザインになったのではないかと勝手に考えています。

D700 + 60mmとサボテン風の置物でご説明を。簡易的なため、写真の細かい違いはご容赦ください。

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60mmの最短撮影距離付近です。MC 50mmもレンズ面に対してこのくらいまで寄れます。

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60mmにフードを被せた状態です。場合によっては、被写体に影が発生してしまいます。また植物などの立体的なものは、フードと被写体が接触する可能性が高いです。

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フードが邪魔なら逆付!とやってみるとこんな形に。フードが邪魔でピントリングを操作できません。MFによる追い込みが必要なマクロ撮影では結構致命的な欠点に思えます。

あくまで私の経験ですが、60mmでマクロ撮影(特に等倍付近)をするときはフードが邪魔なのです。MC 50mmではそこを考えて邪魔にならないような極小フードにしたんじゃないかというのが私の考えです。固定方法がねじ込み式なのも、つけっぽなしにして外す手間を防ぐため。この考え、どうでしょうか?笑

総じていいレンズだと思います。余裕があったら是非購入したいですね。

 

NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S

長い方のマイクロレンズですね。性能は折り紙付きです。新開発のフォーカスユニットも触ってみた限りまったく不満はありません。欲しいレンズの一つでしょう。ただ一点、テレコン非対応になったのはちょっと残念。必要ならトリミングで対応しましょう。

 

Nikon Z fc

噂の段階ではガセだと信じて疑わなかったのですが、まさか出てくるとは。しかもマーケティングも含めてガチガチに作ってきたので驚いています。

デザインはFM、ニコマート系のオマージュのように見えます。大口径マウントですが、コンパクトな作りをしています。

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Z fcのもととなったといわれる「Nikon FM2」。FM2のマウント上部とペンタ下部は一体的なデザインをしているが、Z fcのペンタ下部は直線で造形されている。

レンズキットのひとつである28mmは、換算42mmとフィルム時代の雰囲気を感じる画角。昔からのカメラファンも取り込めそうに思います。

個人的に買うかと言われると、必要ないかなと。ダイヤル式カメラの煩わしさは「X100F」で経験済みですから。ただ、これは自分の撮影スタイルに合わないだけで、ダイヤル式カメラにもいい点は沢山あるというのは間違いないでしょう。

最後に、このカメラは売れるかどうかはわかりませんが、売れて欲しいカメラだと思っています。そして少しでもNikon Zが広がってくれたらZ 6ユーザーとして嬉しいですね。

 

今回は以上です。機材のことを書くと長くなってしまうな… ここまで読み進めた方に感謝申し上げます。

それでは!