SL銀河を堪能 (2022年7月2日)
こんにちは。213です。
前回に引き続き、岩手遠征です。
今回はSL銀河関係です。
釜石線は内陸の花巻から三陸方面の釜石をつなぐ路線です。観光列車としてSL銀河が設定されており、1日目に花巻から釜石へ、2日目は釜石から花巻へと往復しています。今回は1日目なので釜石行きになります。
というわけで宮守駅周辺まで移動してきました。ロケハンの結果、あまり人がいないタイミングでいい場所を確保したのでそこで撮影です。
ちょうど坂を上ってくる箇所を縦で撮影しました。坂の上なので機関車からは大量の黒煙が上がっています。ものすごい迫力です。
サブカメラで中望遠です。機関車のゴテゴテした感じを表現できたでしょうか。
ナンバープレートがSL銀河のイメージカラーに合わせて青色になっています。車体の一部は金色に装飾されメリハリのあるデザインになっています。
宮守近くの撮影はこれでおしまいです。というわけで遠野駅へ向かいます。
SL銀河は遠野駅で1時間半ほど停車します。お客さんはここで休憩したりできます。
駅舎は1950年完成のものらしく味わい深いデザイン。そして駅前には河童の噴水。
遠野駅の跨線橋に来ました。ちょうど普通と快速はまゆりが交換しているシーンです。
遠野駅に停車するSL銀河です。ずっとホームにいるわけではないようで給水とかをしているのでしょうか。発車の30分ほど前に再び駅へ戻ってきます。
機関車を細かく撮影です。バルブと配管の力強さが素晴らしい。叡智を結集した感じがいいですね。パソコンなしでこれ作ってるの本当にすごいと感じます。
続いて客車へ
客車は青色です。この列車は宮沢賢治作品をテーマにしているようで、車体デザインは銀河鉄道の夜を参考にしているようです。みごとな青色でその存在感は圧倒的です。
客車はキハ141系というものです。もとをたどれば50系客車だということで紆余曲折が過ぎます。編成の中には「キサハ」という聞いたことない形式もありました。
外観を十分堪能しましたので、乗車します。
同行者に切符を抑えてもらったおかげで乗車できました。非常にありがたい経験をさせていただきました。
車内ですが、木材をふんだんに使った落ち着いた印象で赤いモケットが上品さを醸し出しています。座席は広くないですが、かえってお客さん同士の距離が近くなったことが理由なのか相席になった人とお話ししたりしました。ひと昔前は相席の人と会話をするのは自然だったのでしょうか。
座席以外の場所は様々な展示物がありました。写真のものはごく一部です。宮沢賢治作品をイメージした伝統工芸品や宮沢賢治の手記などが車内のいたるところに設置されていました。
遠野から釜石方面へ1時間ほど、陸中大橋駅で下車しました。たった二駅の乗車でしたが、非常に満足できました。機関車から少し離れた客車に乗っていてもその音は聞こえてきます。「トンネル時は窓を閉める」というイベント?もやってきました。
陸中大橋駅はオメガループと鉱山ホッパーの遺構がある駅です。駅の周りは山に囲まれていて巨大なループ線でその山を攻略します。山と駅の高低差を利用して鉱物資源を確保するホッパー(コンクリートの施設)が遺構として残っています。
今回はここまで
SL銀河は2023年3月で定期運用を終了するそうです。今回撮影と乗車ができたのは貴重な経験だったというわけです。ちゃんとに乗車するのははじめてでしたし非常にいい経験になりました。
車内は宮沢賢治の世界観を再現したものとなっているようです。残念ながらそのあたりの教養がありませんでしたが十分楽しめます。宮沢賢治ファンの方はぜひ乗車してみてください。
写真については迫力のある一枚を撮影できたことがまずうれしいです。蒸気機関車らしさを示す黒煙を吐く姿はかっこいいものでした。車体に近づいて機関車の力の源をじっくり観察できたのもよかったです。
それでは