シマフクロウの「奇跡」 北海道遠征2
こんにちは、213です。
北海道遠征、第二弾です。
今回はシマフクロウの観察です。
工程的には3日目の夜から4日目の朝にかけてです。
場所は知床・羅臼町。
このシマフクロウの後に流氷クルーズに乗っているのですが、それはまた別のお話。
工程などが載っているまとめ記事はこちら
流氷クルーズの記事はこちら
実はこのシマフクロウ観察、2回目の参加です。前回との大きな変更点は、カメラの性能向上です。D700からZ6ということで高感度性能に期待しておりました。
さっそくフクロウへ。その前にまずは羅臼の夜景を撮影。
撮影時には、海と山の暗さに驚きました。夜の海の暗さは恐怖以外の何者でもないですからね…
同行した先輩によると、街灯が水銀灯からLEDに置き換わっているとのこと。街の色と明るさが変わったらしいです。
セコマで耐久用の食糧を補充して、いざ撮影!…ではなく耐久。
突然ですがここで撮影環境について少し説明します。
簡単にいうと、野生のフクロウを観測できる施設が羅臼にあります。ただし、相手は野生のため、我々の前に姿を現すかは「運まかせ」というわけです。つまり出てくるまでは待つしかない、ということで「耐久」です。
さて今回の観察の感想ですが、持久戦という言葉が似合います。主な理由は二つ。
一つ目はコーヒー。前回は飲み放題でしたが、今回は遠くへ…
二つ目は寒さ。今回は雑魚寝に近い環境でしたので、底冷えにやられていました。
前回に比べると一段と過酷になりました。しかし、いいこともあります。なんとシャッターチャンスが増える場所なのです!
期待に心に抱きつつ、ひたすら耐え忍びました。2時半ごろ寝落ち仕掛けていましたが…
そしてAM03:30ごろ…
シマフクロウが姿を現しました。
木に降り立つ姿を観察するのははじめてです。前回と違うシチュエーションは嬉しい。
この環境ではISO12,800ということで、しょっぱなからカメラ任せの環境になりました。これでこそフクロウ撮影だ!と思い知らされました。
さて本来ならば、ここでフクロウが川に降りて本格的に撮影開始になります。しかし、今回はそれだけでは終わりませんでした。
まさかの2羽同時に姿を現しました。これは本当に珍しいことです。
タイトルの「奇跡」は2羽現れてくれたことです。
今回フクロウ撮影に挑んだのは1回だけです。その1回でつがいに会えるのは「奇跡」と言っていいでしょう笑
2羽とも目を確認できたシーン。どういう動きをするかは運次第です。なのではっきり顔が見えているシーンは貴重です。
さっきのシーンの続き。翼を大きく広げたタイミング。
また続き。翼の模様がわかる一枚。加えて、体に対しての翼の大きさがよくわかります。右の止まっている子がもふもふなのも相まって、左の子の体と翼のバランスが比較できます。貴重な一枚になりました。
おそらく餌を分け合っているシーンです。前の写真で左の子が魚を加えていたのを確認できました。残念ながらブレが発生してしまいました…
この分け合うシーンが一番の見どころですが、秘め事とされてしまいました。残念。
並んでくれました。最初以外は別々に動いていたため、並んでいるところをようやく落ち着いて撮れた事になります。やはりシンプルは押さえておきたい。
そうこうしているうちに、1羽が飛び立って行きました。そしてすぐにもう1羽もすぐに飛んで行きました。
姿を見せてくれたのはたった15分弱でした。この15分はまさにあっという間。奇跡と形容できる時間を過ごせてよかったです。
今回は2羽出た時点で最高です。特に翼を広げた子と、閉じた子の対比はいい場面でした。上でも書きましたが、一回の観察で2羽同時に見れたのは本当に珍しい。待ち時間は過酷でしたが、貴重な経験が帰ってきたので大満足です。
このあとの流氷クルーズもうまくいったので文句なしです。
最後にもう一枚。2000年生まれのカメラで撮影。
このカメラで撮れた事が大事笑
それでは
※画像圧縮によって色が滲む場合があります。ご了承ください。