「2泊6日」で北海道遠征
こんにちは。213です。
2月24日〜2月29日の「2泊6日」で、北海道に行ってきました。
今回の記事は総括のようなものです。工程、機材、トラブルについて触れたいと思います。
個別で何を撮影してきたかは、別のページでまとめていきますのでお待ちください。
Ⅰはじめに
北海道は2回目、冬の北海道ははじめてです。いつか冬にいきたいと思っていたので、実現できて嬉しいです。
目的地は当然のように道東、「羅臼」です。撮影目的は「動物」です。道東は多彩な野生動物に出会えることで有名で、カメラマンが全国、全世界から集まってきます。そして道東の最奥、「羅臼」へ行く理由は「流氷クルーズ・バードウォッチング」です。普段では絶対に見られないような光景が広がること間違いなしです。
さて今回のメンバーは大学時代の先輩と同期と自分の3人です。仕事で味わえないやりとりができるのが学生時代の知り合いですね。久しぶりに楽しい時間を過ごせました。大学時代が非常に特別なことだと改めて感じました。
Ⅱ撮影工程
今回の撮影がどのように進んだかをここでまとめます。
再三と「2泊6日」と書いてますが、なぜこのような表現なのかは工程を振り返りながら説明します。
1日目
8〜10時
羽田→新千歳
10〜12時
新千歳で買い物、ジンギスカン
12〜2時
千歳→羅臼
途中21〜22時
旭川、北見間で貨物列車の撮影
1日目にして羅臼へ直行している工程。事後報告で会社の人に伝えると非常に驚かれます。
しかし工程の過酷さはこんなものではない。
体力あるし、初日から車中泊
計0泊
2日目
2〜5時
羅臼到着、仮眠
5〜8時
流氷クルーズでオオワシ撮影
8時〜10時
仮眠
10〜16時
羅臼→野付半島、風蓮湖
16〜18時
風蓮湖→中標津
18時
中標津で一泊
早朝クルーズから、行きたかったところをドライブ。
中標津のホテルに宿泊する。
計1泊
3日目
10時〜15時
中標津→摩周湖、屈斜路湖、阿寒湖
15〜20時
阿寒湖→羅臼(羅臼の夜景撮影)
20〜4時
シマフクロウ撮影
道東三湖を制覇し羅臼へ帰る。
シマフクロウを撮影するため徹夜をキメる。
計1泊
4日目
20〜4時
継続してシマフクロウ撮影
5〜8時
流氷クルーズでオオワシ撮影
8〜12時
仮眠・休憩
12〜14時
羅臼→釧路湿原
14〜18時
釧路湿原で野鳥撮影
18時
釧路で一泊
3〜4日目の夜が1番おかしい工程でした
徹夜でフクロウ撮影してから早朝クルーズに乗ってました。
そのあとは泥のように寝てました。車で寝れるようになってよかったです。
釧路のホテルに宿泊する。
計2泊
5日目
10〜16時
釧路湿原と鶴居村で野鳥撮影
16〜21時
移動(美幌峠越え)
21〜0時
貨物列車追いかけ(北見→旭川)
夜になり、旭川へ移動しタマネギ列車を追跡。
三笠へ移動後、車中泊。
計2泊
6日目
0〜3時
三笠へ移動
7〜9時
札幌(苗穂)
12〜15時
千歳でジンギスカンと撮り鉄
19〜21
新千歳→羽田
編成写真を撮ったあと、飛行機で帰宅。
以上のような行程でした。全工程合わせて2000キロを突破しました。
全体的にも過酷でしたが、2回の宿泊がくたばる直前に入っていたため、なんとかこなせるなーというのが感想ですね。この宿泊がなければ逝ってましたね。
フクロウ→クルーズはマジで過酷でした。クルーズで一緒になった外国人にガチで驚かれたくらいです。普通は2日に分けていくものらしいです。まあ1日でも回れんことはない…
あとは人員ですね。運転ができる3人で移動したため工程の効率が向上した、と 3人とも感じていました。一人運転、一人補助(睡眠)、一人睡眠で役割を回せたので比較的楽に距離をこなせました。
工程のまとめはこんなところです。
Ⅲ機材
まずは車。
まさかのスバル・フォレスター。
この車でなければ、過酷な工程はこなせなかったでしょう。非常に安心感のある車でした。
走行面ではAWDのコントロールによる雪道安定性は頼りになります。ごく稀に凍結路で滑ることもあるにはありましたが、すぐに復帰するので非常に安全に移動できました。
快適性能ではシートヒーターにより寒さ対策は手厚くなりました。荷物も後部座席1人分とトランクルームで十分に収まりました。
将来車を買うならスバルにしようかな、と思わず考えさせられるくらいいい車でした。
次はカメラ。
カメラ
今回はデジタルメインで組みました。S1 Proはフィルムライクな写りなので、こいつに期待しています。
レンズ
- NIKKOR Z 24-70mm f/4 S
- NIKKOR-N・C Auto 24mm f/2.8
- AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED
- AI Micro Nikkor 200mm F4S(IF)
- AI AF-S Nikkor 300mm f/4D IF-ED
- AI AF-S Nikkor ED 500mm F4D II(IF)
- AI AF-S TELECONVERTER TC-14E Ⅱ
メインは300mm。広角はX100Fでといった感じですね。ゴーヨンを持ってきている時点で動物とか鉄道にパワーを振っていることが特徴です。
Z 6と300ミリの組み合わせは本当に頼りになりました。テレコンと合わせて大体の撮影範囲をカバーしてくれました。画角が届かなくてもトリミングで対応できたので使いやすかったです。
しかし機材面で非常に残念な事件がありました。500mmに不具合が発生し、D700専用となってしまいました…
これは本当にショック。メーカー対応も終了していますがなんとか直したいですね。
機材ということでおまけ。往復の飛行機はB777-200に乗りました。安全のしおりに電子機器の"くだり"がありますが、そこのアイコンはいまだにガラケー(末期)とDSだったのは時代を感じました。
ウィルスの影響か、帰りはさすがに空いていましたね…
機材のまとめは以上です。
Ⅳトラブルなど
今回あったトラブルをまとめます。
・ゴーヨンが使えない!
発生した現象は、「絞り環を最大値にしてください」が消えないことです。Dタイプレンズ特有の現象ですね。
原因の断定はできていません。
ただ考えられる理由はレンズのマウント歪みあたりと見ています。D700にもマウント歪みの症状があるため逆に使えた…?、と考えています。
とりあえず、キタムラあたりに修理を出して、キィートスとか日研テクノのお力をお借りしたいです。よろしくお願いします!
3月8日追記>
レンズの絞り環にパーツの欠損を確認しました。このパーツの欠損によってFTZのレバーを押せていないことが原因であることがわかりました。
修理方法はまだ考えていません。まあぼちぼち考えていきます。
・Z 6の設定が変わった!
ゴーヨンが使えなくなったときに、ファームウェアのダウングレードとアップグレードを行いました。これでゴーヨンの使用不能を解決できるかというわけで行いました。この際に、なぜかカメラの設定が全てリセットされて苦労した事例が発生しました。一部、写真の記録方法を間違えてしまいました。
・CFカードリーダーを忘れた!
これがないと、D700とS1 Proのデータが移動できません。急遽、中標津のケーズデンキへ駆け込みました。忘れ物は遠征が一気に不便になるため気をつけたいですね。
・手袋をなくした!
冬の北海道で手袋を紛失しました。それすなわち「死」を意味します。
2回目の流氷クルーズ前夜で気がついたため、慌てて羅臼のセコマへ駆け込み寺。セコマは24時間ではないので気を抜くと買い物に行けません。ご注意を。
トラブルはこんなところです。次回はトラブルなしで行きたいですね。
この遠征旅行を終えてからの感想について少しだけ…
まず思うのは、大きすぎる経験値を得たことですね。一番に感じたのは雪道の運転。意外と雪道は運転できると感じたことですね。山道よりむしろ街の運転が怖いとかは、経験しないと知ることはなかったと思います。
次はゴーヨンの運用ですね。トラブルが発生して使用回数が限られてしまいました。それでも運用方法は考えさせられます。使いやすい環境に持っていく事とか次にいかせたらと思います。
最後に撮影技量、特にZ 6の運用ですね。D700からの変更は、カメラ機構的にも時代的にも変化についていくことを要求されました。まあこの点は、難しさとかよりは慣れの問題なのであまり気にしてません。慣熟運転が終了したとおもっておきます。
今回は以上です。次回から撮影内容ごとにまとめていきます。必ずしも時系列通りではないのでご注意ください。また記事間のリンクをつなげるように、適宜修正していきます。
それでは
次回の内容を先行して投稿…