日常記録 暗電流ノイズ?(FUJIFILM FinePix S1 Pro)
こんにちは。213です。
今回は「S1 Pro」ネタ。
最近は東京の夜景を撮りに行ったりをしているのですが、その中で面白い現象が見られたので投稿してみました。
28mm, f/4.0, ss1/8, ISO800
レインボーブリッジから東京タワーを撮影しました。この場所は三脚禁止なので手持ち撮影となります。
下部のコンテナあたりに注目していただくとわかりやすいですが、画像に原色カラーフィルターのようなものが写っています。
さらにわかりやすい事例。
28mm, f/8.0, ss2.8, ISO320
増上寺からの撮影。このカメラの最低感度で撮影。
先ほどの写真よりもカラーフィルターのようなものが写っています。
この現象について調べてみると、どうやら「暗電流ノイズ」と呼ばれる現象じゃないかと考えられます。長秒露光やイメージセンサーの温度によって発生するものらしいです。現代のカメラにはこのノイズを補正するために、ノイズリダクション機能が搭載されているそうです。
このカメラにはノイズリダクションがないので、ノイズ対策をするには露光時間を短くするか、センサーの温度を下げる必要があるというわけです。そうはいっても露光時間の短縮は実質対策不可なので、センサーの冷却しかないということです。
天体撮影業界では冷却CCDなどが出回っていたり、センサーを冷やす改造を施しているみたいです。前者は非常に高額で、後者はカメラ喪失リスクが高いため入手難易度は高めです。
別の対策では、画像合成を活用する方法もあるみたいですが、なかなか難しそうという印象でした。
長くなってしまいましたが、このカメラのノイズ対策はちょっと難しいですね。もう一台カメラを買って改造してみるのも面白いかな…
もう一つの対策として、「冬に撮影する」というのも挙げられます。単純に寒いからですね笑 今後、時期による違いを検証してみるのも面白いかもしれません。
今回はここまでです。また一つ先人の努力を垣間見れたでしょうか。できる範囲でノイズを減らせる工夫を考えてみようかなと思います。一方で暗電流ノイズを生かした写真を撮影してみるのも面白いかもしれません。
それでは。