撮影記録 広島・三次の雲海
こんにちは。213です。
ようやくですが、Z6を使った撮影記録です。使ってみた感覚などをまとめてみました。詰め込み感がありますが、ご容赦ください。
今回は広島県三次(みよし)市で雲海を撮影してきました。
三次の雲海は出現率が高く、かつ広大な雲海がみられるため有名な観光地となっているようです。
雲海は早朝に現れるため、早起きして現場へ向かいました。
まさに一面の雲海。
…ですが画面右側に注目していただきたいです。黒点が写っています。
これはセンサーダストでした。まさかここまで簡単にダストが乗るとは思いませんでした。恐るべしミラーレス一眼。
幸い、この後はダストが取れたため撮影に影響は出ませんでした。しかし、改めてミラーレスの注意点を認識させられました。この時は雲海どうこうじゃなくマジで焦った。
ようやく落ち着いて雲海と向き合えました。まさに海のように広がる風景には感動しました。
雲海部分が暗いためマスクをかけて持ち上げる編集をしています。
撮影した所感を。「ニコンのカメラだ!」が第一印象。
特にそう思わせてくれた点がいくつかありました。
一つ目はシャッター音。メーカーの違いとしてありがちながら、気になってしまうところ。あのニコン特有のキレの良さは、カメラの方式が変わっても、変わらなかったところは本当によかったです。
二つ目はファインダー。一眼レフに慣れた人間が、EVFをすんなり受け入れられるのかは大きな障壁の一つです。Z6のファインダーは、この障壁を簡単に打ち破ってくれます。レビューどおり非常にみやすいファインダーでした。ただしEVFの注意点?で太陽とかの光源を簡単に覗けてしまうため、イメージセンサーを焼いてしまうのではといった懸念はあります。どんなファインダーでも太陽をみてはいけませんね笑
日の出です。当たり前にファインダーで太陽をみてたけど、絶対にやっちゃいけないんだよな… EVFのよさ?を実感できました笑。今後は気をつけます。
もうひとつこのカメラが良かった点は、「ニコンの色」ですね。今回投稿した写真はそこまで違いがわかるものではないですが、このカメラは確かにニコンの色を吐き出しました。背面液晶をみたときに思わず笑みがこぼれました。
上の写真でも300mmです。いかに広大な雲海かが伝わりますでしょうか。一方で近くを拡大してみれば、その質感にまた魅せられます。
まだカメラのいい点がありました。ボディ内手ぶれ補正は便利ですね。今回使っているレンズは、いわゆる「旧サンヨン」と呼ばれるレンズです。このレンズは非常に高い描写力を有している一方、手ぶれ補正なしが弱点となっています。当たり前ですが、ボディ内手ぶれ補正はその弱点を丸ごとクリアしてくれるため頼りになります。
雲海が波のように押し寄せていました。山と雲の境界が白波のように見えませんか? もう少し境界を大きく見せたかったのですが、機材の限界といったところでしょうか。
ここまでこのカメラの気に入った点に触れてきましたが弱点もあります。巷で一番言われているのは三脚運用についてです。
三脚はFTZ(マウントアダプター)とボディ本体に取り付けることが可能です。実際の運用ではボディに三脚を装着し、FマウントレンズとZマウントレンズを使い分けるのが基本になると考えています。しかしそれらの寸法の関係から、FTZ使用時はボディに三脚を取り付けられませんでした。ならばとFTZに三脚を取り付けるとボディが外せませんでした。詳細は他の人のレビューをみていただけると助かります。
この三脚問題で書きたい事があるならば、三脚使用時にマウントアダプターが外せないのはニコンZシリーズのみの問題ではなさそうという事です。ニコンZと似たようなものだとソニーαシリーズですかね。LA-EA3とかEA4も似たような形で三脚座がついています。Zと同じように三脚運用を苦戦している人はいたようですね。
なんでこんな構造になっているかはメカ屋じゃないのでわかりません。勝手ながら無難な推測をすると、「マウントアダプターに『絞りレバー』がついているからあの形になった」ですかね。ちなみにソニーLA-EA4はボディ内AFモーターとミラーがついているためか、さらに大型となっています。機能をいれれば入れるほど大きくなるものだと思います。
余談ですが、キヤノンEFマウントレンズは絞りレバーはついていません。EF-EOS RやMC-11に三脚座がついていない点を見ると、絞りレバーの有無はそのデザインに影響するのではと感じます。EFマウントはよくできたマウントだとニコンを使っていてもよく思いますね。
少し脱線しました。まあ大事なのは、FTZを工夫して使っていこうという事です。三脚の運用についてはL型ブラケットなどを活用して対応しようと思います。
ずいぶん長くなりました。ついつい機材の事を書き過ぎてしまいました。本当に大事なのは写真ですからね。ここはぶれないようにしましょう。
三次の雲海は噂どおりの素晴らしいものでした。先ほども書いていますが、特にここは広大さと出現率の高さが売りです。実は以前、雲海を見にいくために兵庫の竹田城へ行ったことがあります。ただ竹田城の時は雲海がでないアクシデントに見舞われました。今回は無事にリベンジという形になり、非常に嬉しく思っています。また美しい風景をみに行きたいですね。
今回はここまでです。ありがとうございました。
それでは