機材紹介 FUJIFILM FinePix S1Pro
こんにちは。
213です。
はてなブログ開設初回の記事は機材紹介です。
機材紹介からはじめるのはアマチュアカメラマンらしいかな笑
さて今回紹介するカメラ、「FUJIFILM FinePix S1 Pro」です。
カメラ詳細
まずは簡単に基本情報から
- 大型(23.3mm×15.6mm)スーパーCCDハニカム搭載 340万画素(信号処理で613万画素相当)
- ISO 320/400/800/1600
- シャッタースピード 30秒~1/2000秒 X同調最高速度 1/125秒
出典元:富士フイルムホームページ https://www.fujifilm.co.jp/news_r/nrj611.html
主な仕様はこんなところでしょうか。センサーは現在主流のCMOSではなくCCD、サイズは今の「APS-C」と同等です。ISOは選択式、シャッタースピードは1/3刻み、絞りはレンズの制御方式依存です。
とまぁ簡単ながらこのカメラについて紹介してきましたが、本当に伝えたいのはここからです。色々とネタ要素が強いため、個人的に面白いと感じた点を抜き出してみましょう。
- ボディは魔改造
このカメラのマウントは「Fマウント」。
「ニコンのFマウント」です。
ちなみにボディの元は「Nikon F60」とまさかのフィルムカメラ!
実はフィルムカメラなんじゃ…
どういうことかというと、このカメラはセンサーが富士フイルム製でボディがニコンのOEMです。構造は興味深く、フィルムカメラのモーターをそのまま残しつつ、(強引に)センサーなどのデジタル機器を外付けするといった魔改造ぶり! シャッターを切れば、デジカメではあり得ないモーターの音が響いてきますからね…
Googleで「フジ S1Pro」の画像検索をするとその詳細が出てきます。興味のある方はぜひググってみてください。非常に面白いです。
もちろんいいこともあって、まずはFマウント資産を活かせることは非常に大きいです。ニコン製アクセサリーももちろん! 私のS1はニコン製アイピースがついてます。ボディはF60なので!
- 発売日
言い忘れていました。このカメラの発売日は「2000年7月8日」です。
「 2 0 世 紀 」 生 ま れ で し た 。
私がこのカメラを買った理由の一つが発売日です。20世紀のデジタル信号を追い求めてみたくなりました笑
余談ですが、「ACROS 100」の発売日は「2000年11月」です。
- メディア
記録メディアは「スマートメディア」と「マイクロドライブ」。スマホ世代の人間には何の事やら…
マイクロドライブは今のCFカードの事なので代用可能です。メディア問題は家に転がっていた2GBのCFを入れて解決!
ちなみに、買った時は4MBのCFが刺さっていました。最高画質で一枚約18MBを要するのですが、おかしいですねぇ…
- 使用感
最高画質設定時…
書き込み速度→約14秒!(多重露光時は延長)
画面への写真表示→約28秒!!(別の写真の表示にまた28秒かかるぞ!)
色々書いてきましたが、写真の出来は素晴らしいです。
写真作例
箱根・仙石原。ISO320の低感度撮影。フジらしい色再現力の高さ。
渋谷スナップ。高感度撮影だがノイズの出方は好み。
一部センサーダストは取れませんでした。古いカメラならば綺麗な方だと思う。
紹介はこんなところです。当たり前ですが、このカメラがメインではありません。メインはNikon D700です(それでも古いですが)。
このカメラを使った感想ですが、20世紀でこんな美しい写真が撮れるのかと感動しました。撮影に手間がかかるところは時代相応ですが、画質は時代の最先端をいく、高いレベルを達成していたことを理解できます。
カメラが重かったりしますが、可能な限り外へ連れ出してあげたいですね!
それでは
2020年9月17日:追記
1年使用して撮影した写真をまとめてみました。